2024年、年頭のご挨拶

元旦から地震、航空機事故と波乱の正月、とてもめでたいとは言えない年明けです。初動の遅れで、被害はますます拡大、阪神淡路、東日本大震災などの教訓は生かされているとは思えない政府の対応。海外からの援助派遣は断りながら、寄付だけはいただく、何かゆがんだ日本。今日は田中角栄邸火事のニュース。真紀子節の後だけに何か謀略のにおいがするのは、考えすぎだろうか。

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昨年9月中国の新疆に旅しました、シルクロードで有名な天山南路でパキスタンの国境にも近く、父が中国人民解放軍で獣医をしていたころキルギスへ馬を買いに行ったのを聞いたことがあり、その道筋より南だと思われます。たまたま中国総領事館主催のツァーに参加することが出来、悠久の歴史と大自然を満喫でき、久しぶりに命の洗濯をしました。カシュガルというウイグル人の都市は大変発展しており、百聞は一見に如かず平和な活気ある中国を見てきました。私たちも今年一年平穏でありますよう願っております。  2024年1月8日

新疆旅日記⑤「新疆テロ展示館」

新疆会議展覧センターImg_20230902_113432_20231121233901

美女を見た後、行ったのが新疆会議展覧センターだ、ここには新疆ウイグル自治区が成立した経緯や1990年から2016年まで新疆ウィグル自治区で発生した騒乱事件やテロ事件を映像や押収した武器等、総合的に展覧している。初め入り口で通訳の楊さんが、「ここにはテレビでショッキングな映像も流されているので見たくない人は別室で休むことができます」とあらかじめ断った。

今回の中国在大阪総領事館主催のツァーが普通の観光だけではなくこういったところに連れて行ってくれるのは、やはり米国日本など西側諸国が宣伝する新疆ウイグル自治区の「人権弾圧」なるものへの反論がある。

 

Img_20230902_122513Img_20230902_123046新疆ウイグル自治区が成立した時の写真

中国は多民族国家である。このことを理解していない日本人は多い、新疆が中国のどの辺にあることすら知らずに、ウイグル人権弾圧という人もまた多い、実は新疆には中国の56の民族全部が住んでいる。宗教もイスラム教のほか仏教、キリスト教、道教など様々な宗教が共存し、イスラム教を信じる人々もウイグル族だけではなく回、カザフ、キルギス、タジク、タタールなど10に及ぶ民族がいて合すと自治区の6割以上の人口をしめる。また自治区の中に蒙古族や回族の自治州がいくつもあり、イリハザク自治州のように多くの少数民族が入り混じっているところもある。

この多様な民族・宗教状況のなかでなぜウイグル族だけを弾圧するというのか、もしそんなことがあれば、他のイスラムを信ずる人たちは黙っているだろうか。

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テロ事件が多発する1990年代

新疆でテロ事件が発生するようになるのは1990年ごろからである、この主な原因はアフガンでソ連に対するゲリラ活動を行っていたムジャヒディンの一部が新疆ウイグル自治区に流入し始めたことにある。

1989年2月アフガンからソ連軍が完全撤退することにより、1992年ナジブラ親ソ政権が崩壊し、1996年タリバン新政権が誕生した。これにより、ソ連軍と戦っていたムジャヒディンの一部が次の目標として、中東や新疆ウイグル自治区に狙いを定め、テロを起こすようになった。

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もともとビンラディンなどムジャヒディンはソ連弱体化を狙い米国の情報機関が育成したものだが、ソ連崩壊の後は米国と対立するようになった。9.11アメリカ同時多発テロの時、いち早く中国がテロ反対の声明を出したのは新疆で多発するテロに手をやいていた当時の深刻な事情がある。

テロか暴動か反乱か

Img_20230902_125933 Img_20230902_125853 Img_20230902_125848 Img_20230902_125803 Img_20230902_125751 ずらっと並んだ武器類、刀剣や銃器のほかパイナップル手りゅう弾や、砲のようなものもあってこういうのはどこから調達したのか、自分たちで製造できるわけがないし、今のウクライナやイスラエルのように援助していた国があったのでしょう。 

中国大使館のホームページによると「1990年から2016年末までの間に、民族分離勢力、宗教過激勢力、暴力テロ勢力は新疆で数千件に上る暴力テロ事件を画策、実行し、多くの罪のない人が被害に遭い、数百人の警察官が殉職し、財産の損失は計り知れない。新疆の各民族人民に甚大な災難がもたらされた。」となっている 。また1588の暴力テログループを壊滅させ、1万2995人の暴力テロ要員を逮捕し、2052点の爆破装置を押収したというから、新疆自治区で起こっていたことは、ただのテロ事件ではなく、外部勢力の支援に基づく大規模な暴動・反乱というべきだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

新疆旅日記④楼蘭の美女

3800歳の美女

9月2日ホテルで朝食をとった後、市内観光に出発、新疆ウイグ自治区博物館を見学した。ここの博物館の目玉は1980年にタクラマカン砂漠の東端、古代楼蘭王国があったとされる地から発見された、女性のミイラである。

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保存状態が良いのは、土地が乾燥地帯であるためで、埋葬した時、体に何かクリーム状のようなものを塗ってあったそうです他にもう少し新しい年代2800年ぐらい前の男性のミイラも展示している。 

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また紀元前5世紀ごろまで栄えた古代楼蘭王国の埋葬地からは馬の骨なども発見されており、亡くなった王族と一緒に埋められたという。通訳のガイドさんに聞いたところ、殉死したようなものだという。

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この博物館には新疆自治区から出土した遺跡物のほか中国各地から出土した文物も展示されており、何時間いても興味が尽きない。

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新疆旅日記③ウルムチの夜と朝

路上でフィーバー

ウルムチに着いた夜、夕食は飛行機で食べたので、ホテルでは何もないということで、何か物足りなくコンビニが近くにあると聞いて、ビールでも買うことにする。ホテルの前が広場で、散歩がてらにぶらぶらする。を歩いてゆくと、男女のグループが10人ぐらい道路わきに机を置いて、飲食しながら踊っている。時間は10時ぐらいだったが、日本時間に直すと7時か8時ぐらいの感覚で、フィーバーしている。こういうのをとっさにスマホに収めるのは、気後れして恐る恐る歩きながら撮った。

年齢がみなそんなに若くなく30代から40代ぐらいか、子供は家においといて、大人は大人で楽しんでいる、歩道に乗り出して踊るというのが新鮮です。

日本だと踊りを踊るのはしかるべき場所で、ディスコとかホール、舞台、お祭り、盆踊り、宴会、お花見、いろいろあるけど、歩道に乗り出し、仲間で踊るというのは、想像しにくい。

朝の人民広場

ウルムチで二泊した朝食事の後、ホテルの前の人民広場を散策した。太極拳をやっているグループや、新体操の器具に似た、ヒラヒラ・クルクル回るリボンで遊んでいるひと、黙々と掃除掃除をしている女性、やたら広い人民広場での朝の風景です。

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新疆旅日記②ウルムチの五つ星ホテル

 

信達海徳酒店

ホテルから見たウルムチの高層ビル

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新疆ツァーで最初に泊まった、信達海徳酒店は五つ星ホテルということで、楽しみにしていた。他に泊まるホテルはみな四つ星で、どんな豪華なホテルかと期待したのだが、外観の威容、堂々とした高層ホテルで、ロビーに入ったときの印象は、公安らしき警備員の検査が気になり、五つ星というイメージが吹き飛んだ。

私は二人部屋で、部屋に行きトイレで用をすまし流すと、チョロチョロ、水の勢いが全くないのだ。二回目を流そうとしてもすぐ水が出てこない。小だからいいようなものの、これが大だと・・・と思ったら、便秘になった。私は旅に出ると便秘になる癖がある。テレビも使い方がよくわからない、日本でもほとんどテレビは見ないのでまあいいか。

寝室は気にならないのだが、バス・トイレ・手洗いのあたりから、寝室への壁と天井のつなぎのところが、きれいに「しまえて」ない。廻り淵がないためか、下地が見えて、施工の仕方が日本と違うのか、雑だ。

通訳の楊さんによると「建てて30年ぐらいになるので、新しい時はよかった」という、でもそういう問題ではなく、五つ星なら、50年たとうが100年たとうが、それなりの風格があるもので、外観・ロビーはよくても、客室に手抜きはダメでしょうと言いたかった。一人部屋は見ていないので、二人部屋と差があるのかよくわからないが、でも最後に泊まったカシュガルのホテルは4星だがここよりずっとよく最高でした。

台湾のツァー客

ホテルは満室らしく、大勢の客でにぎやかだ。中国語かウィグル語かよくわからないが、様々な言葉が飛び交っている。同行の坂本氏に聞くと台湾から100人ぐらいの団体客が泊っているらしい。そういえば空港でもそんな感じの団体客に居合わせた。なんでも、仏教団体のツアーみたいで、「観光かなあな」なんて話していたが、私はふと思いついて、「巡礼と違うのかなあ」と答えた。

新疆ウイグル自治区は私たちがこれから行く三蔵法師が訪れたという高昌故城やキジル千仏洞など古代の仏教文化遺跡が所狭しとある。台湾というと日本では中国と対立していて、やたら台湾侵攻とか危機が叫ばれているが、経済のみならず、中国本土と文化的なつながりは深い。仏教遺跡も多く、手厚く保護されている現状で、台湾からの観光客が大挙して押し寄せても何の不思議はない。

中国は共産国家で、「宗教を否定している」と言いうのが日本をはじめ西側諸国の理解だが、あまりにも単純直情的な考えと思う、事実はウイグル自治区でもイスラム宗派は一つではなく、中国国内では一億以上の信徒がいて寺院も万単位であり施設の管理や建て替えには補助金を出しているという。中国政府はこれら諸宗教・宗派に対する態度は平等に接するということだろう。特定の宗教だけを優遇するのではなく平等に保護する。しかし祭政一致のような非近代的な政治に介入する宗派は否定する。これはある意味戦後の日本とも似ているやり方であるように思った。

 

 

 

 

 

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