« 公安刑事6 | トップページ | 公安刑事8 »

公安刑事7

公安刑事7.

 新任の公安刑事があいさつに来た、次の日ぐらいだったか、中学校の始業式があってクラス替えなどがあった、新学期が始まると新しいクラスに数年前、阿万に引越ししてきた黒田康子さんという女の子がいた。髪の毛がちょっと茶色っぽく、都会的な雰囲気のする子だった。1週間ぐらいたちクラスになじんだ頃、私の席にやってきて、「うちのお父さん郷クンのお父さんよく知ってるって」と言った。私は内心ドキドキしながら「アッソウ」とあいそのない返事をした。

 私は小学校の頃から内気で大人しい少年だったので、女の子と気軽に話した事がなく、その時代の田舎の少年というのは活発な男の子でもそんな感じで、女とチャラチャラしゃべるなんて、軟弱だ!という雰囲気があって、思春期になって女性に興味がわいてきて、内心は女の子と近づきたい欲求があるのだが、うじうじしている、というのが一般的だった。同学年のほとんどの女の子もやはり男子と同じ気持ちだったと思うが、黒田康子さんはちょっと違って、女の子とも男の子とも気軽におしゃべりしていた。勉強もよくできたが、えらぶったところがない聡明な子だった。こんな子はやはりみんなに人気があって、生徒会長に選ばれたりして、先生の信頼も厚かった・・・ 続く

« 公安刑事6 | トップページ | 公安刑事8 »

父の思い出」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1349367/34071748

この記事へのトラックバック一覧です: 公安刑事7:

« 公安刑事6 | トップページ | 公安刑事8 »

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ