« 東京のサンタのおじさん | トップページ | ちよのとの別れ »

貫一お宮

 私の父方の祖母ちよのは、父が小学生のときに亡くなった。一枚だけ写真が残っていて、なかなかの美人である。樋口は妹ちよのをことのほか可愛がっていたという。

Save0011

 樋口が丹波笹山の鳳鳴義塾で学んでいた頃の話である。休みで淡路島の実家に帰ると近くの吹上(ふきあげ)の浜によく遊びに行った。この時妹のちよのを必ず連れて行った。叔母の話では、樋口はちよのに、握り飯をつくらせ、本を数冊ヒモにくくりつけ、それをちよのに持たせ、自分はムシロを丸めて背負い浜に行き終日、本を読みふけっていたという。仲がよいので近所の人は「まるで貫一お宮みたいやなあ」と二人をひやかしたという。

P1030019_2

  樋口の実家があった阿万東村から吹上の浜まで約3キロぐらいある。昔は悪路で浜の手前から数百メートルは砂山で、松林をぬけなければ行けないので、かなり時間がかかったと思われる。

« 東京のサンタのおじさん | トップページ | ちよのとの別れ »

陸軍中将樋口季一郎」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1349367/38166536

この記事へのトラックバック一覧です: 貫一お宮:

« 東京のサンタのおじさん | トップページ | ちよのとの別れ »

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ