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2023年10月

新疆旅日記③ウルムチの夜と朝

路上でフィーバー

ウルムチに着いた夜、夕食は飛行機で食べたので、ホテルでは何もないということで、何か物足りなくコンビニが近くにあると聞いて、ビールでも買うことにする。ホテルの前が広場で、散歩がてらにぶらぶらする。を歩いてゆくと、男女のグループが10人ぐらい道路わきに机を置いて、飲食しながら踊っている。時間は10時ぐらいだったが、日本時間に直すと7時か8時ぐらいの感覚で、フィーバーしている。こういうのをとっさにスマホに収めるのは、気後れして恐る恐る歩きながら撮った。

年齢がみなそんなに若くなく30代から40代ぐらいか、子供は家においといて、大人は大人で楽しんでいる、歩道に乗り出して踊るというのが新鮮です。

日本だと踊りを踊るのはしかるべき場所で、ディスコとかホール、舞台、お祭り、盆踊り、宴会、お花見、いろいろあるけど、歩道に乗り出し、仲間で踊るというのは、想像しにくい。

朝の人民広場

ウルムチで二泊した朝食事の後、ホテルの前の人民広場を散策した。太極拳をやっているグループや、新体操の器具に似た、ヒラヒラ・クルクル回るリボンで遊んでいるひと、黙々と掃除掃除をしている女性、やたら広い人民広場での朝の風景です。

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新疆旅日記②ウルムチの五つ星ホテル

 

信達海徳酒店

ホテルから見たウルムチの高層ビル

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新疆ツァーで最初に泊まった、信達海徳酒店は五つ星ホテルということで、楽しみにしていた。他に泊まるホテルはみな四つ星で、どんな豪華なホテルかと期待したのだが、外観の威容、堂々とした高層ホテルで、ロビーに入ったときの印象は、公安らしき警備員の検査が気になり、五つ星というイメージが吹き飛んだ。

私は二人部屋で、部屋に行きトイレで用をすまし流すと、チョロチョロ、水の勢いが全くないのだ。二回目を流そうとしてもすぐ水が出てこない。小だからいいようなものの、これが大だと・・・と思ったら、便秘になった。私は旅に出ると便秘になる癖がある。テレビも使い方がよくわからない、日本でもほとんどテレビは見ないのでまあいいか。

寝室は気にならないのだが、バス・トイレ・手洗いのあたりから、寝室への壁と天井のつなぎのところが、きれいに「しまえて」ない。廻り淵がないためか、下地が見えて、施工の仕方が日本と違うのか、雑だ。

通訳の楊さんによると「建てて30年ぐらいになるので、新しい時はよかった」という、でもそういう問題ではなく、五つ星なら、50年たとうが100年たとうが、それなりの風格があるもので、外観・ロビーはよくても、客室に手抜きはダメでしょうと言いたかった。一人部屋は見ていないので、二人部屋と差があるのかよくわからないが、でも最後に泊まったカシュガルのホテルは4星だがここよりずっとよく最高でした。

台湾のツァー客

ホテルは満室らしく、大勢の客でにぎやかだ。中国語かウィグル語かよくわからないが、様々な言葉が飛び交っている。同行の坂本氏に聞くと台湾から100人ぐらいの団体客が泊っているらしい。そういえば空港でもそんな感じの団体客に居合わせた。なんでも、仏教団体のツアーみたいで、「観光かなあな」なんて話していたが、私はふと思いついて、「巡礼と違うのかなあ」と答えた。

新疆ウイグル自治区は私たちがこれから行く三蔵法師が訪れたという高昌故城やキジル千仏洞など古代の仏教文化遺跡が所狭しとある。台湾というと日本では中国と対立していて、やたら台湾侵攻とか危機が叫ばれているが、経済のみならず、中国本土と文化的なつながりは深い。仏教遺跡も多く、手厚く保護されている現状で、台湾からの観光客が大挙して押し寄せても何の不思議はない。

中国は共産国家で、「宗教を否定している」と言いうのが日本をはじめ西側諸国の理解だが、あまりにも単純直情的な考えと思う、事実はウイグル自治区でもイスラム宗派は一つではなく、中国国内では一億以上の信徒がいて寺院も万単位であり施設の管理や建て替えには補助金を出しているという。中国政府はこれら諸宗教・宗派に対する態度は平等に接するということだろう。特定の宗教だけを優遇するのではなく平等に保護する。しかし祭政一致のような非近代的な政治に介入する宗派は否定する。これはある意味戦後の日本とも似ているやり方であるように思った。

 

 

 

 

 

新疆旅日記①新疆、ボルネオ

機内のできごと

9月1日関空発10時の中国東方航空で一路上海へ。約3時間でつくので外国へ行ったという気がしなかったのですが、15時40分、上海から中国国内線に乗り継ぎ新疆の首都ウルムチへ。ついたのが21時ですから約5時間の国内線の方は長かった。

前回中国に行ったのが22年前で以来、飛行機に乗ったことがないので、上海行きの機内に入り自分の席を見つけるのが途惑った。次のウルムチ行の飛行機では、慣れて、チケットと座席の番号を念入りにみて、三列の真ん中に座ろうとすると一人の男性がいる、身振りで窓側に行けと指示する、慌ててチケットの番号と照合するも、やはり真ん中が私の席だ。

こんな時不慣れな私はとっさにその男と言い争うすべがない、言葉がわからない。通訳はどこにいるのかわからない。後ろから次々と客がくる。窓側は景色が眺められるので、まあいいかと座った。

隣の男の通路側の隣には妙齢の女性がいて、親しくしゃべっている。「ああそういうことか」と私は気分を取り直し、小さな窓から、外の景色を眺めた。

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一時間もたつと、はじめ、スゴイと思った雲海の景色もなれ、たいくつしてきた。隣の男は女性とずっとしゃべりっぱなしだ。彼は年齢40歳前後か、長身痩躯、顔の彫りは深く色浅黒い、新疆ウィグル人かと私は勝手に想像した。

この国内便の中国東方航空、新聞とか、雑誌の類は全然おいてないのです。観光のパンフレットらしきものが、背もたれの網に入れてあるだけで、暇をもてあます。こうなると隣の動向がやたら気になってくるのだが、言葉がわからない、ウィグル語なのか、中国語なのかもわからない。時折「シンジャーン、シンジャーン」という声が聞こえ、これが現地の新疆の発音なのだとわかるだけだ。

搭乗して1時間半くらいたち食事が運ばれてくる、隣人はあっという間にパクパク食べて、終わるとまたしゃべりだす、二人は会話しているというより、男の方が一方的にしゃべり、女性は時折うなずいたりするが声は聞こえない。

もうしゃべるわ、しゃべる、2時間たち3時間たち、まだ男はしゃべっている。窓から下を眺めると明らかに岩肌の露出した、山脈のうえを飛んでいるのがわかる。Img_20230901_185230

女性は立ち上がりどこかへ行った、男は網からパンフレットを取り出し見始めた。時折窓の方もにも乗り出してくる。私はそのたび体を引く。

しばらくすると、違う女性がやってきて男の隣に座った。男はまたしゃべりだした。この女性とは普通に会話しているようにみえた。

機内のアナウンスが間もなくウルムチ空港に着くことを告げた。あと30分くらいだろうか、このころから男は時折咳をして、少し苦しそうだった。私は鞄の中の「いセキのど飴」(レンコン入り)を取り出し男に差し出した。

男の咳は止まったようにみえた。私は「シンジャーン」と覚えたてのウィグル語を話した。男は首を横に振り、パンフレットを開いた。東南アジアから東アジアの地図で、ボルネオ島を指さした。私は「ボルネオ?」と聞くと男は「ボルネオ」と返した。インドネシア?「NO」、マレーシア?「NO」ボルネオ「イエス、ボルネオ」英語が少し話せるようなので、私は中一の一学期程度の英語力を駆使して、何とか意思が通じないものかと奮闘した。隣の女性を指さしハネムーンかと尋ねると笑いながらNOだという。「ツァー」私たちと同じじゃないの。

そこから一気に打ち解け、私は「ジャパン」とスマホの画像を見せながら淡路島の風景を見せた。男は添乗員で「オオサカ」は知っているみたいで、日本に興味があるようだった。

日本ではブルネイ王国といっても小さくて、大きなボルネオ島のどのあたりにあるかも知らない人が多い。私もその一人だが、中国とは戦略的なパートナーシップを結んでおり仲がいいのですね。イスラム寺院も多いれっきとしたイスラム国です。ブルネイの隣国は、マレーシア、世界最大のイスラム人口を持つインドネシアとすればブルネイからイスラム人口が多い新疆にツァーがあっても不思議はないし、これからはもっと増えるでしょう。

飛行機はウルムチに着陸し、彼とは握手をしてつかの間の交流は終わった。思えば中国・新疆で日本人の私が最初にコミュニケーションを取れたのがブルネイ人で中国語はおろか、お互いの国の言葉は話さず、カタコトの英語とスマホが役に立つとは、世界はせまくなりました。

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新疆旅行のあと体調を崩しました

9月1日から9月9日まで中国新疆ウィグル自治区に行ってきましたが、途中腹を下して、調子が悪くなり、後半は乾燥と砂嵐の影響か咳がでるようになりました。

体調はそれ以外、比較的よかったので、無事帰ってきたのですが、家に帰って熱が38度近く出て、すぐ引いたものの、体はダルク風邪のような症状なので、妻はコロナを心配して抗原検査キットを出してきて「調べろと」といやおうなしに命令する。

仕方なしに検査すると陰性で、熱もすぐ収まったので、医者にもいかずに、ぼつぼつやっていましたら咳も収まり安心していたら、そのあと今度は妻が熱が出て咳をしだし収まらない、2週間ぐらい収まらないので病院で検査をすると、コロナだという。

最近はコロナと言っても熱さましをくれるだけで、家で養生しとけという感じで、おかげで仕事は私一人にかかってきて、さあ大変。10日も遊んできたのだから、そのくらいの報いはあえて受けます。ちなみに私も妻もワクチンはうっていません。

そんなわけで、旅行の写真も整理できず、ほったらかしでいたのですが、今月に入り体調も元に戻り新疆のことなど書いてゆきます。

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